出版社内容情報
〈ポスト・パンク〉ティーンズ小説の誕生! 詩・日記・童話・戯曲などのスタイルを取り、ポルノグラフィックな言説やイラスト、大胆なカットアップや引用を駆使し、「女性版バロウズ」キャシー・アッカーが、少女ジェニーの性と暴力の彷徨を描く。注目のカルト・クラシック、日本に挑発デビュー!
内容説明
〈ポスト・パンク〉ティーンズ小説の誕生。詩・日記・童話・戯曲などのスタイルを取り、ポルノグラフィックな言説やイラスト、大胆なカットアップや引用を駆使し、「女性版バロウズ」キャシー・アッカーが、少女ジェニーの性と暴力の彷徨を描く。注目のカルト・クラシック、日本に挑発デビュー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
70
目を通したかったこの本をようやく読む。女バロウズというのが一番わかり易い言い方だろうか。ポスモダ小説。あまりに自由な形式にクラクラし、奔放で猥雑なイメージで小説というよりも詩に近いのだろうか。挑発しまくりでこれを女性が書くというのがキモか。いやはや、このパワーよ。剃髪してボディビルで体を鍛えていたこの女流作家の評伝が数冊あるようで、いつか邦訳がでないものかと。2018/08/15
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
40
よい子の皆さんこんにちわ、アワビのおじさんです。世にもおっそろすぃいいタイトルだけどご安心めされ。血みどろなんかならないし臓物も出てきません。さらにハイスクールなんてちっとも行きません。ただ小学生が父親と近親相姦したりそのあと売春婦になったり等、粘膜が痛くなりそうなくらいにセックスする場面が多いだけです。むかし横浜銀蝿というすごいバンドが『ビニ本Rock`n Roll』という曲を歌っていましたが、そんな感じです。「ビ~ニビニビニ本ロケンロ~見たいな~♪(見ちゃった~♪)」思えば平和な時代でございましたな。2017/04/06
Koichiro Minematsu
29
ぶっ飛んでいる、吠える! パンク小説。セクシャルであり、ポリティカルであり 叫ぶ、叫ぶ、力強く!2024/11/10
りんご
23
挫折したことを記録しておきましょう。落書きのようなイラストがふんだんに載っている。ペルシャ語勉強ノートも載ってる。ポエムあり。これ以上なにを望む?お腹いっぱいだお。2021/02/11
凛
19
頭蓋を開いて文字の雨を脳髄に降らせる。ヴィヴィッドなまでに感覚を研ぎ澄ませる=何も考えない。下品を越えた先の変態かつパンク衝動。しょうもなさすぎる物語になってない物語は飛び出す言葉がrawすぎるため、爆笑したり心に刻む程の文句が散りばめられていたり。題名通りのスプラッタは全く無いと言えるのか?読み終えた時、でかでかとした筆文字で映画のタイトルのように視えた。「血みどろ臓物ハイスクール」(デデーン!!)ジェニーのビジョン。ゴーレム100の訳者だと知ってたけどこの人こんなのばっか訳してるの?アホすぎる天才。2014/03/31