夜の寓話

夜の寓話

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560042922
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

 『シネロマン』『水の鏡』に継ぐロジェ・グルニエの3冊目の紹介。『夜の寓話』は独特の性格と魅力をもつジャーナリスト小説で、焼身自殺者、窃盗少年、脱走兵、殺人犯、有名人の替え玉などの登場人物が《新聞記者》グルニエによって、精巧に、軽妙に、悲痛に描かれる。

内容説明

仕事が終わって大方の記者たちが引き揚げた夜明けの新聞社の編集室。一人の記者がペンを走らせる…。そこには〈新聞ダネ〉になる登場人物たちが、夜のしじまに躍っている。ジャーナリスト小説。

目次

冬の旅
ジゼルの靴
脱走兵たち
北京の南で
親愛なる奥様…
厄払い
死者よさらば
もうひとつの人生へ
すこし色あせたブロンド女
冬季オリンピック

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーぼー

39
登録数の少なさにガックリ。別に「夜の」に拘ることはない。忠実に訳すと○○○となるらしいが。中身は著者自身の新聞記者体験から着想を得た人間観。それにしてもWW2にしろヴェトナムにしろ昔のジャーナリストから感じられる凄味と傲慢さはなんだろう。世界を動かし大衆を導いたという自負から来るものか。埋めたはずの愚行が掘り起こされ断罪されても揺るがない信念は許し難くも清々しい。今もそんな精神の継承者はいるのでしょうが。ネットで嘲笑の的になっていることを気にする者。TVの生放送でキレる者。鼻もちならない小物が多すぎる。2015/05/17

syachi

2
新聞記者だった著者がその時の経験を原点にした短編集ってことで。淡々としてはいるんだけど気持ちは伝わってくるような。2015/02/03

金木犀

0
92初版 リサイクル 持ち帰り

ゆきじん

0
だいぶ前に、この人の「シネロマン」という小説を読んで感動したので、数十年振りに2冊目を読んでみた。短編集なので長編とは少し違ったが、しみじみした感触は同じだった。老いてお尻の大きくなった女優のエピソードが印象に残った。2022/02/04

Junko ama NANA

0
大人の物語2020/09/13

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