出版社内容情報
日本でフランス文学を学ぶ場合の、基礎知識が修得できるように、19名の専門家が、各分野の新しい研究の評価を積極的に取り入れてまとめあげた本格的な文学史。主要作品の梗概や引用文(原文付)、図版も多彩に織り込み、読んで面白い文学史を目ざした。多岐化した今日の文学状況を概観した。
目次
フランス文学の基盤(ケルト文化とフランス文学;ギリシア・ローマ文化とフランス文学;キリスト教とフランス文学)
中世(中世の展望;中世フランス語;文学の伝達形式;笑いの文学;知の文学 ほか)
16世紀(16世紀の展望;フランスのルネサンス;文学と宗教の巨人;リヨン派の詩人 ほか)
17世紀(17世紀の展望;前古典主義の時代;古典主義の時代)
18世紀(18世紀の展望;啓蒙思想の展開;小説の概観;思想小説の実験;古典劇からの脱却 ほか)
19世紀(19世紀の展望;ロマン主義;自然主義)
20世紀(20世紀の展望;ベル・エポックの文学;両大戦間の精神と芸術;実存と文学的実験)