内容説明
よみがえる感動とペーソス。赤毛のソバカス少年にんじんの突飛で、でたらめな行動を共に生きてみませんか。ひたむきな愛、感動の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルル
15
ちょっと読み辛い文章だったが、味わい深さを感じて嫌いじゃない。主人公のにんじんや、ほかの登場人物の日常を淡々と物語っていて、善悪の押し付けが全くなく、不思議な感覚で読み進めた。愛って何だろうな。そんな疑問が生まれた。2017/08/23
tomtom
7
白水社の岸田国士訳がおすすめされていたので読んでみた。他の訳がどうかは分からないのだけど、読みづらかった。なんだか理解できない事が多く、難しかった。2022/03/12
serene
3
多くの小説は(とくに子どもが主人公の場合)、主人公の気持ちに寄り添いがちというか、主人公を甘やかしているというか、主人公に都合がいいような語り方をなされているのだな、と、この本を読んで、あらためて感じました。 「にんじん」は全然そうじゃない。 誰寄りでもない。 だからはじめは少し戸惑うけれど、わたしはこういうのは嫌いではないです。 名作と称されているわけがわかりました。 おもしろかったです。2011/05/24
国分寺ルカ
0
おおむかしに読んだはずだが、忘れてしまっていたな。たしか中学のころだ。こんなに面白くて考えさせられる作品だったか。2020/12/01