感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
izuru youichi
3
奇跡的に生還した遭難者や、ありえないような偶然で漂流船同士が海上で出会い助かった話等海上で実際に起きた遭難・漂流事件の記録を元に書かれた奇譚集。ノンフィクションのようでもあるけど証言などを元に事件を再構成。著者の想像などを加えて書いてあるので読みやすい。小さな島の灯台から忽然と消えた3名の灯台守の行方を日誌から推理した話が印象的。2012/10/11
あい
0
船乗りとしての経験があるジャーナリストが書いたノンフィクション。海での遭難は様々で、医療や科学がまだ今ほど発展していなかった当時ならではの解明出来ない病気や不可思議な現象により数々の船が思わぬ結果を迎える。海に出ればどんな立派な船に乗っていても人間は無力で、また、航海という経験をした人間しか得られない海の神秘、魅力、奇跡が書かれていてとっても面白かった。鎌倉の古本市で買った本。アタリでした。ありがとうございます。 2017/07/29
吉田
0
ドキュメンタリーな匂いが強い海外の海怪談集。口承ではなく記録のみを拾った重厚なつくりなので、日常的な海の怪異とかは無し。その分、大ネタだけを楽しめる。2009/10/08
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