オオカミを放つ―森・動物・人のよい関係を求めて

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オオカミを放つ―森・動物・人のよい関係を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 193,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560040768
  • NDC分類 489.56
  • Cコード C0045

出版社内容情報

最新の研究調査を元に、オオカミの食性や人との共存についての真実を浮き彫りにし、その復活による日本の生態系復活を訴える。

内容説明

日本のオオカミが一九〇五年に絶滅して以来はや一世紀。天敵不在で増えすぎたシカによる森林・田畑の被害の声は、日本各地で絶えることがない。また奥日光ではニッコウキスゲやシラネアオイが危機に瀕し、はては尾瀬でもミズバショウが食害にあっているという。二〇〇五年十一月、野生生物保護学会で「日本のオオカミ絶滅百年シンポ」が開催され、日本オオカミ協会に集う第一線研究者から若手フィールドワーカーまでが最新の研究・調査を発表した。その成果をもとに広く一般向けに書き下ろされた本書により、いま、その食性や人との共存について「オオカミの真実」が浮き彫りにされる。

目次

序章 日本におけるオオカミ絶滅百年を迎えて
第1章 崩壊する生態系―オオカミ絶滅がもたらしたこと
第2章 尾瀬にもシカ出現!―自然生態系が危ない
第3章 オオカミは何を食べているのか
第4章 オオカミは日本に帰ってきたら何を食べるのか?
第5章 オオカミの捕食能力―生態系への貢献
第6章 ポーランドのオオカミの生息状況
第7章 オオカミと住民との共存―ポーランドの事例
第8章 モンゴル人のオオカミ観、今昔
第9章 日本人のオオカミ観
第10章 人を襲わないオオカミ、襲うオオカミ

著者等紹介

丸山直樹[マルヤマナオキ]
農学博士、東京農工大学名誉教授、日本オオカミ協会会長、専門は自然保護文化論、野生動物保護学

須田知樹[スダカズキ]
博士(農学)、立正大学地球環境科学部講師、専門は森林生態学、保全生物学、有蹄類の生息に対する生態系の反応

小金澤正昭[コガネザワマサアキ]
博士(農学)、宇都宮大学農学部教授、日本オオカミ協会理事、専門は野生鳥獣管理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

7
簡単にまとめれば「日本にオオカミを移入しよう」という論旨の本で、とても興味深く読んだ。オオカミの絶滅以来、頂点捕食者の代理を担ってきた狩猟者も減った現在、シカなどの食害が酷いことになっているのは、各地で見聞する通り。もっと人が狩ればいいと言っても猟師がいないし、オオカミの復活は「元に戻す」ことだから歓迎したい。野生動物のリスクをゼロにできないのは当たり前、でも交通事故に比べれば微々たるものなのに。ただ、里と山との緩衝地帯も復元しないとね。知床、奥日光、大台あたりに試験放獣してみたいなぁ。 (★★★☆☆)2015/12/15

しゅー

3
鹿の問題が大きくなって言ってもオオカミを放つという選択肢はやはりないのだろうなぁ。 自分の周りをオオカミがウロウロしていたら、人を襲わないと言われても怖い。 犬とは違う。野犬も怖いのに狼はもっと怖いことであろう。 食物連鎖と野生動物の共存が上手くいかない問題。色々と考えさせられた オオカミと抱き合ってる写真は素直に羨ましい2021/01/29

左脳

2
明治以降の日本がやってきたコトには雑で乱暴で場当たり的な「新しいだけ」の試みが多くあり、それを点検せずに放置した結果、大きな歪みとなって現れているという事態は、オオカミに限らずたくさんあるんだろうなあ。映画「もののけ姫」以降、オオカミへの偏見は減っていると思うので、おそらくオオカミ復活への心理的障壁は低くなっているだろう。実験放獣への理解は得やすくなっているはず。機は熟しつつあるのではないか。2016/12/25

カネコ

2
2013/02/15

ユーリ

1
もう10年前の本ですが、鹿の問題が深刻な今、オオカミの放獣を勧める一冊。オオカミは普通は人を襲わないと言うが、それでも近所に放して欲しくは無いなぁというのが本音。鹿に牧草をやられるのと、オオカミに牛本体をやられるのとではどっちがいいと言われると、私には答えられないな。いろいろと考えさせられる一冊です。2018/05/14

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