風土記の考古学―古代人の自然観

風土記の考古学―古代人の自然観

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  • サイズ B6判/ページ数 213,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560040706
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0039

出版社内容情報

古代人にとって周囲の世界は「草木もの言う自然」であった。そうした自然と「共生」することが彼ら最大の関心事であり、それは様々な祭りと信仰を生んだ。古代学的発想の精華。

内容説明

古代人の住む環境は「草木もの言う」世界であり、そうした自然界との「共生」が彼らの最大の関心事であった。そこから発した信仰・祭りの「場」と「もの」をテーマにその心に分け入り、古代の自然観を究明する。

目次

第1章 水
第2章 樹
第3章 洞
第4章 海
第5章 岩
第6章 山
第7章 獣
第8章 鳥

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おゆ

4
水・樹・洞・海・岩・山・獣・鳥に章分けし、風土記・記紀・万葉集・考古学資料等から古代の人々がどんな感覚を持っていたか解説している。古代の遺物に意味のない意匠はないという前提のもと語られるのは、意味以上に叙情が湧き上がる著者の類推。中でも磯間岩陰遺跡に埋葬された男児の遺骨がコアジサシの骨を抱いていたという逸話には、並々ならぬ著者の思い入れが伝わってきて胸を掴まれた。時代的にも私が最も興味を惹かれる用明・垂仁・景行あたりが頻出して嬉しかった。2013/03/09

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