出版社内容情報
1993年に白神山地は世界遺産に登録されたが、これで保護運動は終った訳ではない。散乱するゴミ、踏みつぶされる植物、揺れた地元の「町おこし」等、問題は山積している。白神NGOの初代代表を務めた著者が机上の空論を排し、地域に根ざした自然保護運動の創造的役割を誠実に訴える感動の書き下ろし。
内容説明
遺産登録で保護運動が終わったわけではない。地域を信頼し地域とともに歩む自然保護運動の新たな創造的役割を誠実に訴える。
目次
1 十年間の報告に代えて(縄文の遺跡;縄文からの遺産;異議意見書の提出 ほか)
2 「自然保護」と「町おこし」―白神山地の麓より(「ブナ林の伐採を止める」ということ;白神山地は学習観光の地に;荒れる山 ほか)
3 「生命」を引き継ぐということ(秋田自然を守る少年団;調査活動をする少年団;「緑の星大賞」の喜び ほか)