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内容説明
名画誕生とその後の波瀾万丈を追う。惨劇を描いた真意、内戦とフランコとの確執、バスク自治問題などを解く。「9月11日」後、反戦と平和の祈りを伝える熱いメッセージ。
目次
1章 スペインの死
2章 闘牛場の記憶
3章 指先から迸る絵
4章 スペインを救え!
5章 まだ履ける靴
6章 亡命生活
7章 最後の難民
8章 ゲルニカの“ゲルニカ”
著者等紹介
木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年、東京生まれ。京都大学経済学部卒業。パリ第三大学英文科履修。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
唯誠
3
「わたしは生に味方し、死に抵抗する」「わたしは平和に見方し、戦争に抵抗する」という言葉を残しているピカソ。 見る、観る人びとに《ゲルニカ》を通して、恐怖に苛まれた時代を…今なお問い続けているんじゃないかな?と考えさせられる。 2018/05/29
アキ
3
ゲルニカについて一般向けに書かれた本の翻訳。ポーラ美術館でゲルニカのタペストリーを展示しているので、今度見に行く予定。原田マハの暗幕のゲルニカを読んだ後なので、内容がだぶっているところも多くあり、参考にしたところもあったのではと思わせる本であった。違いがあるとしたら、ビルバオにグッデンハイム美術館が建設された背景であった。ゲルニカのためにつくられた展示室があり、ゲルニカを呼び寄せる政治的な働きもあったらしい。現在ゲルニカはソフィア王妃芸術センターで展示されていて、プラド美術館よりも来館者は多いそうです。2017/04/19
keroppi
1
何年前かにマドリッドの美術館で見た「ゲルニカ」。その迫力に圧倒されたのだが、その制作背景とそこに「ゲルニカ」が飾られるまでに、こんなドラマがあったなんて。これも色んな意味で「怖い絵」である。 2013/10/19