内容説明
17世紀初め、日常生活と絵画の出会いから生まれたオランダ絵画の傑作の数々。画題とスタイルに革新的な変化をもたらしたその豊かな意味を、ステーン、テル・ボルフ、ハルス、フェルメール、レンブラントの作品のなかに探る。
目次
日常生活というジャンル
オランダにおける家庭生活
写実主義と寓意画
称賛と非難
道徳に関する曖昧さ
不可解な人物たち
世界への愛
画家たち
オランダ絵画の意味
著者等紹介
塚本昌則[ツカモトマサノリ]
1959年生。東京大学大学院博士課程中退。パリ第12大学文学博士。東京大学大学院人文社会系研究科助教授。フランス文学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あんこ
5
卒論の参考文献として。17世紀オランダ絵画の概要を復習するのに相応しい一冊でした。パノフスキー的なイコノロジー解釈に留まらず、風俗画としての在り方が語られていて興味深く読ませていただきました。2013/07/03
ローマの平日
3
はじめのほう読んだ。面白そうだと思った。ツヴェトラーナ・トドロフという名前が妙に頭に残った。玉ねぎがエッチな意味合いを持つなんて・・・面白い。2016/01/12
ゆき
3
学生時代に読んだ中でも、非常に興味深く読みやすい名著だと思っています。写真機のない時代の絵画とは宗教や権力者のためのわかりやすいプロパガンダでした。17世紀に黄金期を迎えたオランダでは、むしろ裕福な中流階級〜上流階級の人間が自分の肖像を描かせたので、日常生活のワンシーンを切り取ったようなモチーフが多いのはこのためなのです。フェルメールを代表とするオランダ画家を思い浮かべると部屋で作業している人物像や街の風景などの作品が多いのもこのためです。2005/09/10
春ドーナツ
1
トドロフさんの著作をほかにも読みたいと思いました。2013/05/15
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