出版社内容情報
綿密な調査に加えて、カラヤンと共演した多数のアーティストの証言をもとに「マエストロ」の全体像を描く壮大な伝記。レコーディング歴を克明に追っているのも本書の大きな魅力。【下巻のおもな内容】ザルツブルク騒動、ウィーン国立歌劇場への情熱、カラヤン王国の分裂、来たるべき終わりベルリン・フィル辞任……など。
内容説明
精妙さをきわだたせた名演奏を遺した「帝王」60年の音楽生活の全貌!ザルツブルク騒動、ウィーン国立歌劇場への情熱、カラヤン王国の分裂、来たるべき終わりベルリン・フィル辞任…。
目次
3 1957年‐1964年(波に乗る;多忙の日々;三つの求愛とひとつの結婚 ほか)
4 1964年‐1975年(新しい森と緑の牧場;イェルヴェンペー訪問;復活祭音楽祭のほうへ ほか)
5 1976年‐1989年(一九七六年の復活祭;マエストロとの接近遭遇;金の水差しをもつ男 ほか)
著者等紹介
木村博江[キムラヒロエ]
1941年生。国際基督教大学卒。翻訳家
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感想・レビュー
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のっち♬
131
下巻は音楽界に君臨したカラヤンの栄枯盛衰。巨匠が相次いで去る中、メディアとレーベルの注目は彼に集中する。映画制作や舞台演出、新人発掘など活動分野がとにかく広い。旺盛な表現意欲と不器用な対人関係を交えながらの名演秘話はファンの目を引くことだろう。晩年を苛む健康悪化とベルリンフィルとの軋轢。善人や悪人に傾きがちな関連書の扱いを窘めるように、著者は冷静に推理をめぐらせつつ常に音楽に情熱を注いだ彼の実像に迫ってゆく。巻末に名を連ねる錚々たる関係者たち、まさに「カヤランはたんなる音楽家ではなく、時代そのものだった」2022/03/23
ケイトKATE
7
カラヤンに初めて出会った時の印象について、関係者の多くは内向的でよそよそしく冷たいという印象が強かったという。しかし、付き合うと相手に対して思いやりがあって暖かい人であった。そして機械に対して強い関心を持ち、それ以上に音楽のことになると熱く語ったという。カラヤンの音楽は非常に磨き抜かれており美しい。その音作りに対して“人工的”だの“魂がない”といった批判があるが、このような批判にはカラヤンへの嫉妬が感じられる。カラヤンの音楽には耽美的なところがあり、作品によっては適していない演奏があることは認める。2019/07/19
ねこぽん
1
下巻では、カラヤンが自身より若い世代の音楽家 (カルロス・クライバー、小澤征爾、リッカルド・シャイー、アンネ=ゾフィー・ムター、ザビーネ・マイヤーら)とどう関わったかが分かり、興味深く感じました。2025/07/15




