出版社内容情報
シュヴァイツァーの演奏家としてのしなやかで精緻な、独創的なバッハ解釈と卓越した芸術観が語られる、バッハ評伝史上の画期的労作。バッハ芸術の本質と精神に迫ってゆく思索の広さと深さ、そして個々の楽曲のすみずみにまで及ぶ注意の鋭さと濃やかさにおいて他に類を見ない古典的名著。
内容説明
バッハの生涯の軌跡、その芸術の本質と精神を、卓越した芸術観をもって描きだす、バッハ評伝史上の画期的作品。
目次
バッハの芸術の根源
コラール歌詞の成立
コラール・メロディーの成立
礼拝におけるコラール
バッハにいたるコラール前奏曲
バッハにいたるカンタータと受難曲
汚アイゼナハからライプツィヒまで
ライプツィヒ時代のバッハ
容姿と気質と性格
音楽の旅、批評家と友人〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hachi921
8
100年以上前に書かれた本にも関わらず、未だその輝きを失ってません。流石歴史的名著と言われただけあります。バッハの芸術の源泉(コラールとかカンタータや受難曲の成り立ち)からして150ページ近く費やし、そこからバッハの生涯、後世への影響と需要を詳細に語る。上巻終わりの時点で、これ以上何が書けるんだよと思ってたのですが、中巻と下巻から楽曲解説と分析が始まるらしい…… 偽作等の情報が古かったりはしますが(なんたって新全集刊行前だしね)、それでも今尚日本語で読めるバッハの評伝として最高峰でしょう。2019/12/25
くらぴい
0
愛の人シュヴァイツァーの、バッハ愛の結晶。バッハ研究の端緒になると言われてますが、「シュヴァイツァーが書いた」ということが、気持ちを掻き立てます。結局は中巻の途中まで読んだ格好ですが。2019/06/04
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