出版社内容情報
モーツァルトをユニークな音楽家たらしめているものは何か――モーツァルトを愛する者の誰しもが抱くはずのこの究極の問いに生涯を捧げた思索の書。自ら「遺書」と呼んでいるように、一切の駄弁を廃した簡潔な文章から浮かび上がってくるのは、ぎりぎりまでつきつめられたモーツァルト像である。
内容説明
モーツァルトをモーツアルトたらしめているものは何か―。モーツァルトを愛する者の誰しもが抱くはずのこの最初にして最後の問い。
目次
1 ヨーロッパ人、モーツァルト
2 様式の大いなる変容
3 言語の多様性
4 モーツァルト、総合の奇蹟
5 深い希求
6 オペラに見られる希求
7 晩年の透明さ