内容説明
国内・国外の劇作品50本の、あらすじ、解説、作品のキメどころを詳しく紹介。およその上演時間や男女別の登場人数、掲載書籍の出版データも網羅。上演作品選びのための、必携データブック。
目次
日本の戯曲(麺麭屋文六の思案(岸田国士)
近代能楽集(三島由紀夫)
うかうか三十、ちょろちょろ四十(井上ひさし)
友達(安部公房)
部屋(谷川俊太郎)
ほか)
海外の戯曲(タンタジールの死(モーリス・メーテルリンク)
声(ジャン・コクトー)
わが町(ソートン・ワイルダー)
ロング・グッドバイ(テネシー・ウィリアムズ)
授業(ウジェーヌ・イヨネスコ) ほか)
著者等紹介
岡野宏之[オカノヒロフミ]
1955年、横浜生まれ。早稲田大学フランス文学科卒。株式会社白水社にて、演劇雑誌「新劇」編集を経て、現在フリーライター&エディター。雑誌等で、演劇・映画・BOOK評などを手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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モルテン
6
国内外の戯曲50本のあらすじと作品解説、見どころの抜き書きが収められている。「高校生のための~」とあるけれど、いきなり岸田國士から始まり、三島由紀夫、井上ひさし……とそうそうたる名前が続く。また、制作・初演年度順に並べられているので、続けて読むと、特に日本の戯曲史・演劇史が追えてとても楽しい。また、「その戯曲はどうやって入手できるか」も説明されているのがありがたい。読みながら、私は著者の「この戯曲は面白い!読もうよ!」の声を聞いた。そう、戯曲は面白い。読もう読もう。もっと読もう。2016/03/01