ジロドゥ戯曲全集〈3〉テッサ、トロイ戦争は起こらない (新装復刊)

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560035436
  • NDC分類 952
  • Cコード C0374

出版社内容情報

近代フランス最高の劇作家ジャン・ジロドゥの作品は古くからわが国の演劇界にも大きな影響を与え、近年では劇団四季の上演で知られる。人間の運命を見すえる巨匠の全集待望の復刊。
【全巻内容】
(1)ジークフリート/アンフィトリオン38
(2)ユディット/間奏曲
(3)テッサ/トロイ戦争は起こらない
(4)クック船長航海異聞/パリ即興劇/エレクトル
(5)カンティック・デ・カンティック/ソドムとゴモラ/オンディーヌ
(6)ベルラックのアポロ/ルクレチアのために/シャイヨの狂女

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

5
トロイ戦争の前夜が舞台。トロイのヘクトルは、ギリシア軍との戦争を起こさせまいと必死の努力を続けるが、他の男たちは戦争へ邁進しようとする。この戯曲は1935年に初演されたが、当時ドイツは周辺諸国の併合を進めていた。ギリシアとの戦争を間近にしつつも、どうにかそれを避けようとするヘクトルの姿はそうした背景のなかで浮かび上がる。いかに切実な問いをこの戯曲がはらんでいたことか。人々は大きな不安を持って観劇したことだろう。この劇の結末は、未来を予測する。人間の意志では左右できない運命の苛烈さはいつの時代も同様だった。2012/10/04

arekcey

1
「トロイ戦争は起こらない」を知人に勧められて読んでみた。ヘクター(ヘクトル)とユリッス(オデュッセウス)がイケメンすぎる。近代作家のジロドゥがギリシャ時代劇において近代的な台詞を託す事ができるのはこの2人しかいないのでは。未だに大ホメロスが読み継がれている理由の一つがこの2人の魅力によるものなのかもしれない。2018/11/04

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