ウィット

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  • サイズ B6判/ページ数 113p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560035351
  • NDC分類 932
  • Cコード C0074

出版社内容情報

大学で17世紀形而上詩を教えるビビアンが末期癌に冒された。死を目前にして、彼女が気付いた人間にとって本当に大切なものとは……。米演劇界で絶賛されたピュリッツァー賞受賞作。
【編集者よりひとこと】
 この本は、1999年度のピュリッツァー賞(戯曲賞)受賞作品です。初演時、口コミで評判は伝わり、大成功を収め、全米の主要な演劇賞を総なめにしました。「ニューヨーク・タイムズ」は、「比類なき体験。聡明で、思慮深く、ウィットに富んでいて、心を締め付ける」と評しています。なお、フランスでは、あの大女優ジャンヌ・モローが演出を担当し、評判を呼びました。また、エマ・トンプソン主演で映画化され、2001年2月のベルリン映画祭では、審査員特別賞を受賞しました。

内容説明

厳格な英文学者ビビアンが死を目前にして気づいたほんとうにたいせつなものとは…。全米を感動させたピュリッツァー賞受賞戯曲。

著者等紹介

鈴木小百合[スズキサユリ]
東京生まれ。1977年国際基督教大学卒。コミュニケーション学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nightowl

3
末期癌になった詩の研究者。彼女の堅物ぶりが少しずつほぐれてゆく。ユーモラスに、恐れることなくゆったりとした気持ちで死を迎えてゆこうとするお話。笑いから段々終盤に近付くのが寂しくなる。そして呆気ないラストがとてもリアル。文学座で2021年6月に上演予定。死と向き合わなければいけない現在だからこそ、尚更見ておこうと思える作品。2021/02/25

まるのすけ

2
あー、これは面白い!開始すぐ面白さの予感がヒシヒシ。冒頭、上演時間2時間で死ぬ事を観客に直接告げ、その後も自分の変化を直に語る。死の最後まで正確に話せる最後まで観客に語りかける。そのことで安心感が感じる。という感想があった。2024/09/06

takeakisky

1
作者の第一戯曲と?呑み込まれた。言葉もないくらい面白い。91年に書き上げ、95年初演、98年ニューヨーク初演、99年にピューリッツァ賞と。力のある本。読んだり、観たりしたら忘れられなくなる戯曲だ。何の先入観もなく読んだが、頭から終幕まで、こんなに惹きつけられてしまうとは。胸が騒いで仕方なくて、読後本棚ひっくり返してジョン・ダンも読んださ。岩波の対訳。詩は、難解。とても、難解。岩波の原文は、カンマじゃなくてセミコロンだった。ちょっと興奮するくらい面白かった。いやあ、本当に面白い。2025/06/03

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