女中たち バルコン

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560035160
  • NDC分類 952
  • Cコード C0074

出版社内容情報

 パリ郊外で実際に起きた惨殺事件をもとに、盗むように密やかに繰り広げられてゆく「女中たち」。革命の嵐吹き荒れるさなか、マダム・イルマの娼館につどうSMプレイの虜たちが幻影を織りなしてゆく「バルコン」。同性愛文学の泰斗ジャン・ジュネによる、エロティックでスキャンダラスな代表傑作戯曲集。

内容説明

盗むように密やかに、毒殺計画が繰り広げられてゆく「女中たち」。革命の嵐吹き荒れるさなか、SMプレイの虜たちが幻影を織りなしてゆく「バルコン」。セクシュアルでスキャンダラスな代表傑作戯曲集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tonpie

17
女は常に、具体的な「関係性」に翻弄されている。男との(性的)関係。女との(社交的)関係。子供との(支配的)関係。 言葉と肉体が、この関係の具体的パワーである。言葉と肉体こそ、女たちにとっての「現実」であり、「現世のすべて」「人生のすべて」であるのだが、実はこのことを男は半分しか理解できない。 男は「正義」「邪悪」「真理」などの観念に包まれ保護され邪魔されて、言葉と肉体のパワーに半分しか接していない。 女たちの目から見れば、男とは、なんと現実から遊離した夢想家であろうか。↓2021/01/16

やまはるか

11
「女中たち」は姉妹の女中と奥様の3人が登場、舞台を観るように理解できた。ページの7割を占める「バルコン」はSMプレーの風俗店が舞台で外に武装蜂起の銃声が響いている。店に登場するのは司教、裁判官、拷問係、将軍、警視総監、女王など外で起きていることと無関係でない人たちで、劇中劇に嵌まったような混乱を覚える。最後に店主が客席に挨拶する。「みなさんは、もうお帰りにならなくては、ええ、お宅にですわ、そこでは、いえこれは本当の話、すべてがここよりももっと贋物のはず、お引き取りねがいましょうか、右手へお出になって…」2025/08/29

🕊️

1
『女中たち』だけを繰り返し何度も読んだ。 上辺だけさらえば汚い言葉で罵り合うだけの姉妹に見えるけど、あれがいつものやり取りで、"いつもの"という不可視化されがちな愛情をフィルターに組み込んで読むと、読み切る頃にはかなしくて仕方なくなる。 ブルースだと思った。2024/06/16

wagatsuma_songs

1
女中たちーー女中の姉妹が夜な夜な奥様の留守中に、女中役奥様役を決めてゴッコ遊びをしている。奥様役は美と権力を体現し、女中役は力に従属し、欲望と憎悪を募らせる。あるカタルシスを目指して…! バルコンーーフランス革命下の「高級娼家」が舞台。この「娼家(幻想館)」では、「司教」「裁判官」「将軍」といった役割を与えられた男たちが、権力と性力を同一し、欲望を満たそうとしている(イメクラですね)。 血生臭い現実(革命)と、権力、欲望というイメージがあっちこっちに飛び回ってスリリング。2021/04/29

ソニックゆうすけ

1
正直途中から、あまり楽しめなかったな。色々な面で僕の想像力不足かもしれない。2018/04/08

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