白い部屋―デイルーム

白い部屋―デイルーム

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  • サイズ B6判/ページ数 113p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560033586
  • NDC分類 932
  • Cコード C0074

出版社内容情報

 アメリカの現代作家で、全米図書賞の受賞作家ドン・デリーロの戯曲集。出演者は男性6人、女性3人。第一幕は病院の一室、第二幕は真っ白な広い部屋。この作品はいわばパズルで、なにが現実かというわれわれの意識は次々に打ち破られて行く。知的な面白さとブラック・ユーモアに富んだ戯曲。

内容説明

本書は、メビウスの輪のように、全く予期しない方向にねじれ、曲がり、新しい次元が次々と開けていく。…ダイナミックなエンターテインメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

9
劇作。病院が舞台だが様子がおかしい。患者や看護婦は本当に本人なのか、それともただその役を演じているだけなのか。第2幕では、クラインなる人物が待たれているのだが、その彼は第1幕に登場したある人物として結末に現れる。そのクラインという名前は、クラインの壺を思い起こさせる。それは3次元上では完全には再現できない、自己言及的な物体のことだ。デリーロの想定もその自己言及の不可能性なのだろうか。結末は冒頭を言及するが、それはどこか当初のものとは異なったものとなっている。言語遊戯特有の難解さが特に際立った作品だった。2012/04/04

勉誠出版営業部

2
ドン・デリーロの『白い部屋 デイルーム』を読了。小説ではなく戯曲。2部構成で、前半は病院が舞台。正直どういうことなのかよく分からずに読み進めていき、後半で構成が分かるという内容。要再読の一冊。日本でも上演してほしいが…。2018/01/27

hikarunoir

2
パラニューク「チョーク!」のネタ元?構造は全く違うが人物の流動性に「ボディ・アーティスト」を想起。戯曲だけに舞台で見たい。2015/10/02

ときのき

0
ぐるぐる。2013/01/13

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