出版社内容情報
映画『月の輝く夜に』でアカデミー脚本賞を受賞し、一躍注目を浴びた著者初の戯曲集。都会に住む人々の孤独や苛立ちを捉え、救いの道を提供し、希望を与えようとする作者の眼は優しい。この戯曲集に満ちているのは、都会人の現実を面白おかしく表現し、ペーソスを交えた切れの良い会話だ。
内容説明
映画『月の輝く夜に』でアカデミー脚本賞を受賞したジョン・パトリック・シャンリィ、初の戯曲集。ニューヨークを舞台にして、人間同士の心のかよいあいを中心にくりひろげられる現代のメルヘン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko Michimata
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6つの短編からなる戯曲集。個々の話でありながら、すべての作品において共通で孤独な人間同士が歩み寄り、communicateすることで生まれるドラマを描いている。また、星や月など空に関わるものが出てくるので、人間の本質を描きながらもファンタジックな要素を強く感じる。2015/12/18
丸尾聡
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戯曲。いい本だよ。2012/02/02
めもめも
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日比谷図書館で借りてきた。とてもおもしろかった。「星降る夜に出掛けよう」の南座公演を観たのだけど、とてもむずかしい舞台だよね。戯曲集として1冊通しで読むとおさまりがよくてなんだかおかしみがある。「おかしみ」のある作品が好きなんだなあ、と思ったりした。2023/08/31
Tan Tan
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専門学校時代にこの作品に初めて出会ってますが、今読んでもやっぱりいい作品(^^) 6本のオムニバスが収録されていてどれもそこまでながくないのでシーンワークとしても取り扱いしやすいです。 それぞれの役のもってる「孤独」とはなんだろうというのを考えさせられました。2018/04/01