内容説明
銀座の名門バーの主人が、明治から現在にわたる街の移り変わりを父・永井荷風の作品とともに振り返る。
目次
第1章 荷風の銀座(荷風最後の銀座;銀座ことはじめ;幼年期の荷風と銀座;青年期の荷風と銀座 ほか)
第2章 私の銀座(昭和二十年代の生活;慶應高校時代;バーテン入門;カールトンでの修業 ほか)
著者等紹介
永井永光[ナガイヒサミツ]
昭和7(1932)年東京・代々木生まれ。父・大島一雄(杵屋五叟)。昭和19年3月永井荷風と養子縁組。昭和23年3月暁星中学校卒業後、慶應高校入学。昭和31年9月初代「〓(へん)喜舘」を開く。昭和34年4月荷風死去。同宅に移る。昭和48年4月「〓(へん)喜舘」現在の場所に移転(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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果てなき冒険たまこ
4
永井荷風の養子であり銀座にお店を構えていた著者さんが荷風と絡めて書いた第1章と自分と銀座の関りを中心に書いた第2章で構成された銀座100年の移り変わりを描いた本。それにしても養子と云いながらほとんど繋がりはなかったんだね、それでも相続は大変だったみたいだけど。明治期から戦前までを取り扱った本を読むといつも思うのだけど、なんてたくさんの色街が市内にあるんだろうね。ちょっとした繁華街にはほとんどあるんじゃないかっていうくらい数があったんだろうな、今じゃ考えられないよ。2025/09/17
にとこマカロン(ヴァニーユ)
0
ですます調で読みやすい。2013/05/07