内容説明
私たちの住む世界はどのように生まれたの？そもそも人間はどうやって誕生したの？世界各地に伝わる「はじまりの物語」には、人類の想像力のかたちが溢れている。
目次
なぜ「はじまり」を語るのか
１ 世界のはじまり
２ 人間のはじまり
３ 文化のはじまり
終章 はじまりの物語から何がわかるか
「はじまり」をさがす旅に出よう
著者等紹介
松村一男［マツムラカズオ］
１９５３年千葉県市川市生まれ。一橋大学社会学部卒、東京大学人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士課程満期退学。天理大学教授を経て、和光大学教授。専門は比較神話学・宗教史。好きなのは、世界各地の古代遺跡を訪ね歩くこと（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らむだ
3
世界のはじまり 人間のはじまり 文化のはじまり についての世界各地の神話を紹介した一冊。 読みやすく簡単にまとめられているので、初学者におすすめ。 各章の間に挟まっている短いコラムも良かった。2020/12/21
ちいくま
2
様々な神話から、世界・人間・文化のはじまりを記した部分をピックアップ。なんとなく知ってるかも程度のたくさんのモチーフを分かり易く紹介してもらって、なるほど納得！という気持ちのよい読書でした。生活習慣・気候・植生等で紡がれる話が異なっている様子や、伝播と変化など、神話同士の比較分析の部分も面白かったです。2016/04/11
斑入り山吹
2
図書館本。分かり易く読みやすく、を多分に念頭に置いて書かれた本。へぇ！という感じでどんどん読み進めることができた。一神教はおもしろくない、という一説がおもしろかった。まぁ、さらりと読めたけれど、さわりだけで、分かってないって気もするし、ちょっともったいない感じもするし、読みやすいばっかりもねぇ、と贅沢な文句をいってみる。2012/09/19
樹999
2
世界の創世神話いろいろを書いた本。これだけのページ数でまとめてあるので仕方ないのかもしれないけど、もう少しひとつひとつの神話について掘り下げてあると良かった。読んだ後味はあっさりめで、あまり頭に残らなかったのが残念。2010/08/10
梨雲
1
分かりやすい文体でサクッと読了できた。色んな世界の創生神話を知りたい人におすすめの本。ツクヨミの物語は知らなかったので、日本書紀の方の神話にも興味を持った。 神話も科学も身の周りに溢れる「なぜ？」を説明してくれる「物語」であるという点では同じなのだと思っていたので、著者の言葉に共感できた。2018/02/12
