内容説明
法隆寺夢殿の本尊、救世観音像は、千年もの長きにわたり封印されていた。一体の仏像の謎を解くことによって、激動の日本古代史が見えてくる。
目次
序章 東院伽藍の成立
第1章 救世観音像のプロフィール
第2章 救世観音像の謎を解くためのキーパーソン―用明天皇・山背大兄王・高市皇子・高向王
第3章 六・七世紀を動かした二大豪族―蘇我氏と物部氏
第4章 七世紀の外交問題―複雑化する蘇我氏と物部氏の関係
第5章 救世観音像のモデルは誰か
第6章 救世観音像はかくて造仏された
第7章 救世観音像はなぜ封印されたのか
著者等紹介
倉西裕子[クラニシユウコ]
1963年東京都生まれ。1986年日本女子大学文学部史学科卒業(中世英国史専攻)。1996年に日本赤十字社国際部を退社後、日本史の研究に入る。専門領域は日本書紀紀年法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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