内容説明
明治45年(1912年)、単身インドへ渡り、大正2年(1913年)、チベットのラサへ入国。その後10年間ラマ教(チベット仏教)のセラ僧院にて修行を果たし、帰国後自ら請来したチベット大蔵経の編纂の業績で、昭和30年「学士院賞」を受賞した多田等観の論文を編集。チベットが中国に統治されてすでに半世紀。本当のチベット仏教・チベット文化とはなにか。
目次
第1章 一般
第2章 仏教・ボン教
第3章 大蔵経
第4章 歴史
第5章 旅行・地誌
第6章 風俗・習慣・食べ物
第7章 人物
第8章 書評
第9章 回顧
第10章 英文論文
著者等紹介
多田等観[タダトウカン]
1890(明治23)年生~1967(昭和42)年没。元・東北帝国大学講師、東京大学講師等を歴任。1955年学士院賞受賞
今枝由郎[イマエダヨシロウ]
1947年生。大谷大学史学科卒。パリ第七大学国家文学博士、チベット歴史文献学専攻。フランス国立科学研究センター研究ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。