出版社内容情報
1950年6月、著者を隊長とするフランス遠征隊によって人跡未踏のヒマラヤ8000米級の高峰に最初の足跡が記された。酸素ボンベも使わない果敢な登頂、モンスーン襲来下での悲惨な遁走というきびしい試練を通して尊い友情で結ばれたアルピニストの人間像を描く。
目次
出発準備
ヒマラヤ
知られざる渓谷
ダウラギリ東氷河
アンナプルナを求めて
作戦会議
ミリスティ・コラ
北西ピーク
アンナプルナ
鎌
第2キャンプ
突撃
1950年6月3日
氷雪の割れ目
なだれ
撤退
レテの森
稲田のなかの行軍
ゴラクプール
他のアンナプルナがある