内容説明
愛と性は常に歴史を動かす強力なバネであった。近代フランスの農村社会で営まれてきた愛と性の実態は?裁判記録や文学作品,口頭伝承,民衆画等を手がかりに無名の歴史を照射し、農民世界の深層をえぐり出す〈新しい歴史〉の名著。
目次
序章 新しい愛の歴史学に向けて
第1章 ゲームの掟(教会法の制約;父親の権威;家庭の事情)
第2章 愛と結婚(愛は存在したか;貧しき人々の愛;配偶者の選択)
第3章 欲望と暴力(愛の手ほどき;男女交際;悲劇的な愛)
終章 変遷
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