カヴールとその時代

カヴールとその時代

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  • サイズ A5判/ページ数 527,/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784560028681
  • NDC分類 237.05
  • Cコード C0022

出版社内容情報

 本書は、優れた政治家・外交官として西欧列強の利害関係の合間をぬって、イタリアを統一に導いたカヴールの振幅のある生涯とその時代背景を忠実に描いている。伝記という体裁をとっているが、その叙述はきわめて厳密かつ実証的である。イタリアの国家統一運動(リソルジメント)を扱った不朽の名著。

内容説明

優れた政治家・外交官として西欧列強の利害関係の合間をぬって、イタリアを統一に導いたカヴールの生涯とその時代背景をきわめて厳密かつ実証的に描く。イタリアの国家統一運動を扱った不朽の名著。

目次

第1章 幼年時代・少年時代・青年時代前期
第2章 自由主義的思想形成と七月革命
第3章 フランスとイギリス 革命と工業社会
第4章 農業・旅行・事業
第5章 穏健自由主義の理論と実践
第6章 革命の敗北と穏健主義的復古体制
第7章 大臣カヴール―経済改革
第8章 「コンヌービオ」とカヴール内閣の成立
第9章 自由主義政府と保守勢力
第10章 戦争と憲政の危機
第11章 東方遠征とパリ会議
第12章 イタリアとヨーロッパ
第13章 ピエモンテとイタリア
第14章 プロンビエールから対オーストリア最後通牒まで
第15章 オーストリアに対する勝利
第16章 イタリア統一の成立
第17章 新国家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユビヲクワエルナマケモノ

2
本書は元々全3巻・4分冊で2700ページに及ぶ大著の「簡略版」である。それでも500ページ強に及び、しかも訳者の言う通り「異常に緻密な叙述」での記載のため、読み通すのは非常に根気が必要だった。私は事前に藤澤房俊氏の『「イタリア」誕生の物語』を読んだので何とか読み終えたが、同書の内容は事前知識として押さえておくことをお勧めしたい(訳注が非常に少なく、地図等も無いため)。カブールの伝記として読むには内容が非常に濃密なのでお手軽には読めないが、イタリア統一過程の政治・経済・思想を知る上で非常に参考となる。2021/06/07

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