出版社内容情報
長い鎖国の末に開かれた港町横浜は、近代化を目ざす日本の表玄関となった。士官斬殺事件に始まる外交交渉の展開、西洋の文化や産業技術の導入に尽力した人々の営み、ラシャメンや遊女の悲哀など、幕末から明治期の横浜を舞台にした日仏交流とその人間ドラマを語り、日本近代史上の意義を考える。
内容説明
士官斬殺事件に始まる外交交渉の劇的展開、西洋の文化や産業技術の導入に尽力した人びとの営み、ラシャメンや遊女の悲哀など、幕末から明治期の横浜を舞台にした日仏交流とその人間ドラマを語り、日本近代史上の意義を考える。
目次
第1章 ヨコハマ開港と居留地の人びと
第2章 横浜仏蘭西語伝習所
第3章 日仏のシルクロード―ポール・ブリューナの歩いた道
第4章 外人墓地に眠るフランス人たち
第5章 ヨコハマ色模様―岩亀楼(港崎遊廓)とフランスお政
第6章 ヨコハマ産業技術事始め
第7章 描かれた“ヨコハマ”
第8章 日仏交流の接点の地・横浜―あとがきにかえて