出版社内容情報
貴族の子女であれ、村の魔女であれ、ひとしく女という苛酷な条件に耐えねばならなかったフランス17世紀。時代の偏見と闘った有名無名の女性たちの努力はいかなる成果をあげ得たか。王妃から娼婦、女優から聖女までの日常生活の実態を描き、《偉大な世紀》を生きた彼女たちの栄光と悲惨を物語る。
内容説明
ルイ太陽王に象徴される「偉大な世紀」に、フランスの女性たちはどのように生きていたのだろうか?王妃から娼婦、女優から聖女まで、その日常生活の実態を大胆・克明に描き出し、女であるがゆえに過酷な条件と闘った彼女たちの栄光と悲惨を物語る。
目次
第1章 女のすべては子宮
第2章 結婚
第3章 子供が生まれると
第4章 社交生活の効用
第5章 有名な女性はどのように生きたか(女優マルキーズ・デュ・パルク嬢;王妃アンヌ・ドートリッシュ;文人・高級娼婦ニノン・ド・ランクロ)
第6章 女性と悪魔
第7章 慈悲行の女性たち