ハンニバル アルプス越えの謎を解く

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560028261
  • NDC分類 232.4
  • Cコード C0022

出版社内容情報

カルタゴの名将ハンニバルはローマを倒すべく、軍勢と象を引き連れ、陸路イタリアへ向かった。ハンニバルが越えたアルプスの峠はどこなのか? 著者自らが検証する壮大な歴史読物。 【目次】 推薦の辞/著者まえがき/本書を読む前に/序章/第一章 カルタゴとローマ/第二章 ハンニバルの登場/第三章 古代史料/第四章 スペインからアルプスへ/第五章 針の目/第六章 峠の上で/第七章 イタリアでの戦争/エピローグ/年代記/ポエニ戦争に登場する人物

内容説明

ハンニバルは宿敵ローマを倒すべく、軍勢と象を引き連れ、陸路イタリアへ向かった。行く手には異民族が待ち伏せ、峻険アルプスが立ちはだかる…。ハンニバルの越えた峠を著者自らが踏査し、伝説の道程が明かされる!古代へのロマンをかきたてる壮大な歴史読物。

目次

序章
第1章 カルタゴとローマ
第2章 ハンニバルの登場
第3章 古代史料
第4章 スペインからアルプスへ
第5章 針の目
第6章 峠の上で
第7章 イタリアでの戦争
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

5
ハンニバルのアルプス越えをメインに書かれた本。どのルートを通ったのかは未だ不明確で、資料をもとに著者が現地に行って地形を見て検証していて、説得力がある。ただ、ポイントポイントでの地図がなく、地名がよくわからないので分かりづらいのが残念。アルプス越えで現地ガリア人い襲われたりと、アルプス越えでの労苦がよくわかる。2020/04/08

あらい/にったのひと

1
カンナエの戦いを「あらかじめの計画に従ってか、それとも状況がそうさせたのかは不明だが、傭兵の線が中央に曲がり、ちょうどローマ軍の先頭部隊がポケットのなかに入ったような形になった」(p216)と、ハンニバルの意図ではない展開であった可能性を語るのは珍しいっすね。肝心のどのルートを通ったかについては物証があるわけではなく、しかもどこを通ったかがあまり影響しないという感じで、まあポエニ戦争知ってたら読まなくてもいいかな…みたいな本。2019/10/28

白神 健吾

1
こちらも夏季レポート作成の為に読んだ1冊。 この本も以前読んだことがあり2回目となるが…タイトルの通り、ハンニバルのアルプス越えのルートに関して書かれた本である。2015/09/12

はばたくキツネ

1
ハンニバルが何故困難なアルプス越えを敢行したのか、そしてどのルートを選び、何故成功し得たのかを検証した研究本。著者自ら何度もアルプスに足を運んだというだけあって、なかなか説得力のある論理展開がされている。ただ、地図の類が少ないのでルート検証の部分に関しては本書だけではわかりにくいかもしれない。また、アルプス越えだけに留まらず、カルタゴとローマがいかなる経緯でポエニ戦争に突入したのかや、ハンニバルの生涯についてもそれなりに詳しく記されているので、入門書としても良いかと。2011/12/30

ソノダケン

0
親子二代にわたるローマへの復讐心に燃え、それでいていざとゆうときは冷徹な判断のできる戦略家……ハンニバルの複雑な魅力がリアルに描かれている。登山家でもある著者は、アルプス越えの進軍ルートを探るうちに情が移ったのだろう。ただしポエニ戦争において重要な、海軍戦略についての記述は乏しい。山男に海はわからない(笑)。2014/11/15

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