内容説明
謎のトッケビ、あばれる虎、意地の悪い両班、したたかな庶民。本邦初紹介のはなし多数収録。
著者等紹介
徐正五[ソジョンオ]
1955年、慶尚北道の安東(アンドン)生まれ。安東教育大学、大邱(テグ)教育大学大学院修了。創作童話で出発したのち民話の再話に専念。民話に関する著書多数。昔ばなし研究会主宰・オリニ文学協議会会員
仲村修[ナカムラオサム]
1949年、岡山県生まれ。岡山大学・大阪外国語大学朝鮮語科専攻科卒業。神戸市立中学校教師をへて韓国仁荷大学大学院修了。オリニの会・オリニほんやく会主宰、日本児童文学者協会・日本児童文学学会・朝鮮学会会員
朴民宜[パクミニ]
東京生まれ。朝鮮大学校美術科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
13
上下巻すべてを読了。一つ一つの話は短くてすぐに読めるが、どうも長編馴れしてる私にはあまりに短すぎたのか読むことに飽いてしまい、読んでは休んでの繰り返しだった。けれど読了してみたらばそれぞれいろんな話があって面白かったと思う。韓国というお国柄の出た話があったり、他の昔話と類話があったり。下巻にはあの「王さまの耳はロバの耳」も登場。韓国にもあったのか!って。上下巻とも、日本には紹介されてない話を中心に選んだとあったが、ほんと知らない話たくさんで、みんなもっと韓国朝鮮の昔話を読んだ方がよいよ。お隣なんだから。2015/04/05