草花とよばれた少女

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560027431
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

真珠湾攻撃が一人の日系少女の人生を変えた!カリフォルニアで平和に花農家を営む日系家族を突然おそった苛酷な運命。

著者等紹介

カドハタ,シンシア[カドハタ,シンシア][Kadohata,Cynthia]
1956年シカゴ生まれの日系三世。ロスアンジェルス在住。1989年The Floating World(邦訳『七つの月』講談社)で注目を浴びる。初のヤングアダルト作品Kira‐Kira(邦訳『きらきら』白水社)で児童文学の最も重要な賞ニューベリー賞を受賞

代田亜香子[ダイタアカコ]
立教大学英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

15
1941年12月、カリフォルニアの花農家の一日で幕をあける。主人公の12歳の日系少女スミコは交通事故で両親を亡くし、弟のタカオとともに叔父夫婦の花農場に引き取られている。スミコの夢はいつか自分の花屋を持つこと。だがその夢は12月6日、日本の真珠湾攻撃によって打ち砕かれる。花農家の手伝いをしながら小学校に通っている日系3世の少女。その彼女が日本の真珠湾攻撃を機に、他の日系人たちとともに収容所に入れられる。2007/07/11

MOCCO

11
★★★★★:さすがは、実際の友人、かつ、読書メーター仲間、という貴重な存在に勧められた作品!ドンピシャだったよー。米国育ちの日系少女が、戦争の影響で収容所生活を余儀なくされる、という大変な話のはずが、少女の強さに励まされる、心地よい読後感。周りに流されず自分の世界をきちんと持っていることの大切さを、改めて実感する。2015/09/18

さくら咲く

7
装画の美しさに手に取ってみた新刊。舞台はアメリカ、3世の日本人の女の子の生活を通して第二次世界大戦中の"ニッケイ"の生活の一部を描いた一冊。中学生むきかな?サラッと表現されており悲壮感は無い。その後どんな生活を送ったのか余韻を残す。2020/06/01

akubita

7
☆☆☆☆☆ 翻訳ものをなかなか読み進められないため、ティーンズ向け小説を選んでみたら、日系人による日系人少女の話だったため、ほぼ日本の小説のように読めた。真珠湾攻撃によって収容所に強制的に送り込まれながらも花農家で育ち土が一番好きな少女は綺麗な花を咲かせることに力を注ぐ。私の持つ収容所の印象と違い、荒れ果てた大地を緑にし、町として機能していく収容所は灰色より緑だった。インディアン少年との出会いも温かい。日本とアメリカどちらの感覚も持つ日系人の理不尽な生活にも誇りや生きがいを失わない姿に学ぶことが多かった。2017/03/03

gontoshi

5
戦時中のアメリカの日系3世の物語です。 子供から大人になりかけている少女の 視線が印象的です。2019/12/29

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