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内容説明
観光のメッカ、カプリ島。18世紀から20世紀にかけて、観光の島としてどのように発展していったかを文学・建築・美術といった文化的な側面から描く。
目次
序章 皇帝の島(十八世紀のカプリ旅行)
第1章 観光の島(カプリ島最初の宿屋;一八二六年「青の洞窟」の発見;カプリのシンボル「パガーノの椰子」:ホテル・パガーノの屋根にて)
第2章 芸術家の島(英国人向けのホテル;芸術家宿;画家たちによる館内装飾;美しき島の娘と芸術家)
第3章 療養の島(「クイ・シ・サーナ(ここで癒す)」
魔の島―結核患者の住処
最初の後宮リゾートホテル、クイシサーナ)
第4章 ドイツ人の島(ドン・ミケーレの遺言;地中海のドイツ帝国;マリーナ・ピッコラの開拓者、アウグスト・ヴェーバー;モルガーノ家のドイツ風カフェ・ビジネス)
第5章 建築の島(カプリの民家;リゾート産業と郷土建築;ネオ・イスラム様式建築;古代ローマ風折衷様式のヴィラ建築)
著者等紹介
河村英和[カワムラエワ]
1972年ニューヨーク生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業、ローマ第3大学建築史マスターコース修了、ナポリ・フェデリコ2世大学建築学部建築史科博士号修得。現在、同大学建築史科助手、経済学部観光学科「近代美術史」契約教授、大阪大学外国語学部「イタリア美術史」非常勤講師。ナポリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。