イタリア語の歴史―俗ラテン語から現代まで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 261,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560026281
  • NDC分類 870.2
  • Cコード C0087

内容説明

トスカーナ地本の文学的優位はどこからくるのか、ダンテはなぜイタリアでこれほどまでに特別扱いされるのか、豊富な文例とエピソードで、言葉の歴史をひもとく。俗ラテン語から、ダンテ、ペトラルイカ、ボッカッチョを経て、現代語の確立にいたる歴史を詳しく解説。

目次

第1章 起源
第2章 初期の俗ラテン語
第3章 詩的言語の誕生
第4章 “三本の柱”ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョ
第5章 人文主義の時代
第6章 ルネサンスと“言語問題”
第7章 一六〇〇年代
第8章 一七〇〇年代
第9章 一八〇〇年代
第10章 一九〇〇年代前半
第11章 一九〇〇年代後半から今日まで

著者等紹介

ヴァッレ,ヴァレリア・デッラ[ヴァッレ,ヴァレリアデッラ][Valle,Valeria Della]
ラ・サピエンツァ・ローマ大学教授(辞書学、語彙論)。イタリア語史だけでなく、新語の研究でも知られる。研究書、教本のほか、辞書の編纂にも精力的に参加。パトータとの共著も多数

パトータ,ジュゼッペ[パトータ,ジュゼッペ][Patota,Giuseppe]
シエナ‐アレッツォ大学教授(イタリア語史)。ダンテ・アリギエリ協会幹部。2004年より『大イタリア語辞典』(ガルザンティ社)の技術編集責任者をつとめる

草皆伸子[クサカイノブコ]
東京外国語大学卒業。1989‐1995年ナポリ東洋大学講師。イタリア貿易振興会勤務を経て、イタリア総領事館に在職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K

4
授業の参考文献として図書館で借りてきた本。教科書として使ってる本よりも読みやすく、わかり易く書かれてたので自習用として読むのに最適。またGW明けたら借りてこようっと!2012/04/30

黒猫トム

1
メタで読むしかないが(ていうか眠くなるので摘まみ読みというか斜め読み)興味深いまとめであった。 ラテン語からイタリア語が生まれただの、話はそんな単純な不可逆一方向な単純直線じゃないんだよっていうね。 往々にしてそうだけど、分からないことを整理しようと詳しく見るほど底抜けに複雑になっていき、一言で説明できなくなって行く。2017/07/13

mytopgun

1
買ったきり積読してあったのだけど、ようやく読了。イタリア語に興味のない人にはお勧めできないけど、とてもいい本だった。こういう本の邦訳が出ているのは本当にありがたい…日本の出版社頑張れ、と思ってしまう。そして、イタリア語の文法問題で間違えたときは、すべてダンテとボッカチオとペトラルカのせいにしようと心に決めた。2014/12/02

cdttdc

0
いわゆるイタリア語というのが、様々な知識人、編纂を経て出来たことを当たり前に知る。 当時ラテン語は今で言う英語にあたること、フィレンツェ語の役割、フランス語を話せるイタリア人も多くいたが、一般庶民が理解するという意味での俗イタリア語など、単純な興味からでも楽しめる一冊。2017/05/12

samandabadra

0
すごい、読みやすい本だったなあ。記述も適切な量で、きちんと頭に入ってくる。良書2011/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/34100
  • ご注意事項