内容説明
トスカーナ地本の文学的優位はどこからくるのか、ダンテはなぜイタリアでこれほどまでに特別扱いされるのか、豊富な文例とエピソードで、言葉の歴史をひもとく。俗ラテン語から、ダンテ、ペトラルイカ、ボッカッチョを経て、現代語の確立にいたる歴史を詳しく解説。
目次
第1章 起源
第2章 初期の俗ラテン語
第3章 詩的言語の誕生
第4章 “三本の柱”ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョ
第5章 人文主義の時代
第6章 ルネサンスと“言語問題”
第7章 一六〇〇年代
第8章 一七〇〇年代
第9章 一八〇〇年代
第10章 一九〇〇年代前半
第11章 一九〇〇年代後半から今日まで
著者等紹介
ヴァッレ,ヴァレリア・デッラ[ヴァッレ,ヴァレリアデッラ][Valle,Valeria Della]
ラ・サピエンツァ・ローマ大学教授(辞書学、語彙論)。イタリア語史だけでなく、新語の研究でも知られる。研究書、教本のほか、辞書の編纂にも精力的に参加。パトータとの共著も多数
パトータ,ジュゼッペ[パトータ,ジュゼッペ][Patota,Giuseppe]
シエナ‐アレッツォ大学教授(イタリア語史)。ダンテ・アリギエリ協会幹部。2004年より『大イタリア語辞典』(ガルザンティ社)の技術編集責任者をつとめる
草皆伸子[クサカイノブコ]
東京外国語大学卒業。1989‐1995年ナポリ東洋大学講師。イタリア貿易振興会勤務を経て、イタリア総領事館に在職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒猫トム
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