内容説明
文豪シェイクスピアの文書を多数贋作した、弱冠19歳の若者の素顔に迫る!18世紀の英国を騒然とさせた男―その波瀾の生涯を辿り、贋作の驚くべき手法と、意外な動機を明かす、異色の評伝。
目次
「此処で自然は、その最愛の少年を育んだ」
「学校の不名誉になるくらい、ひどく愚鈍」
「蜜入りの毒を貪るように飲みながら」
「金めっきの罠」
「機知に富んだ地口の謎」
「私の目の前にある、この、値の付けようのないほど貴重な遺物」
「どんなシェイクスピア商人にも」見せない
信じるべきか信じるべきではないか
たった一回の上演
「息子さんは、あれやこれやで神童だ」
「きわめつきの狂人」
「蒙った汚名を雪ぐ」
著者等紹介
高儀進[タカギススム]
1935年生。早稲田大学大学院修士課程修了。現代英文学専攻。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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