出版社内容情報
知識人の教養書として不動の地位を占める世界的名著『エセー』のエッセンスを見事に凝縮した40章。手軽なのに本格派!
知識人の教養書として不動の地位を占める世界的名著『エセー』。味わい深いモンテーニュの言葉を豊富に引きながら、その大著のエッセンスを見事に凝縮した40章。本格派の入門書。
内容説明
味わい深いモンテーニュの言葉を豊富に引きながら、その大著のエッセンスを見事に凝縮した40章。本格派の入門書。
目次
社会参加
会話
すべては移ろう
ルーアンのインディオたち
落馬
天秤
ヘルマプロディトス
抜けた歯
新世界
悪夢〔ほか〕
著者等紹介
コンパニョン,アントワーヌ[コンパニョン,アントワーヌ] [Compagnon,Antoine]
1950‐。ベルギー生まれのフランス文学者。ソルボンヌ大学教授を経て、現在はコレージュ・ド・フランスおよびコロンビア大学教授。プルーストやモンテーニュの専門家として、また文学理論に関する刺激的な著作によって国際的に広く知られる
山上浩嗣[ヤマジョウヒロツグ]
1966年生まれ。大阪大学准教授。専門はパスカルを中心とするフランス近世文学・思想
宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年生まれ。放送大学教授、東京大学名誉教授。専門はフランス・ルネサンスの文学と社会、書物の言語態(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
122
原題直訳は「モンテーニュとのひと夏」といったところ。友人に頼まれた作者が、フランスのラジオ局で月~金まで12時45分~13時まで「エセー」からページを選んで話していたもの。フランスではバカンスの時期のお昼どきのこの放送が非常に好評で、後に書籍として刊行されると半年ほどで15万部以上売れたらしい。フランス人はやはり哲学好きということもあるだろうが、普通は敬遠しそうなモンテーニュの言葉をわかりやすく耳から理解できる言葉で作者は語っていたのだろう。確かに、読みやすい。ここから「エセー」に向かいたくなる…。2016/06/09
matfalcon
47
『エセー』って、パスカルやルソーも読んだんやて。モンテーニュはルネサンス人やけど彼から時代が下って関が原でヤー、ヤーやっていた我がご先祖を引き比べると、「うーん。」と恥じ入る。その断片を23:55から5分間、ラジオで解説する著者。白水社って、裏切らないよな。2017/08/17
とよぽん
19
次は、モンテーニュの「エセー」を読みたくなった。兼好法師の「徒然草」と比べて、共通点を探しながら読むのが楽しみだ。2018/04/22
masabi
16
【要旨】モンテーニュの「エセー」から数節を抜き出し解説したもの。元はフランスのラジオ番組。【感想】「エセー」の解説と時代背景、モンテーニュの人となりを大まかに掴むことができる。次は「エセー」本編を読んでみたい。2016/10/01
ミエミル
14
★3.02018/03/04
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- 和書
- パソコン多次元尺度構成法