三輪山の古代史

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560022474
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

代表的な神体山としての三輪山について記・紀の著名な伝承から筆をおこし、最終的には古墳との関わりから殉死・殉葬・人身御供など、古代人の最も深い内面と行為の問題を展開する。

内容説明

三輪山は秀逸な神体山として、特に古代王権最大の信仰対象であった。三輪大神と皇女の神婚と彼女の不可解な死から筆を起こし、古墳等の問題から殉死・殉葬・人身御供へと論を展開、古代人の内面の深奥を描き出す。

目次

第1章 三輪山の神の姫事(麻糸で結ばれた神と女;丹塗矢と交わった女;三輪の味酒 ほか)
第2章 蜂に捕まった三輪山の神(捕まった三輪山の神;后妃の養蚕と機織り;蚕・小子・小子部連 ほか)
第3章 御歳神の怒り(御歳神神話;御歳神の怒り;御歳神の呪術 ほか)
第4章 殉死・殉葬・人身御供(死霊の栖処;殉葬する者百余人;殉葬の禁止と埴輪の起源 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海辻

1
三輪山にまつわる箸型・苧環型・丹塗り矢型の神婚譚。苧環から職工を伝えた渡来系氏族・同様の丹塗り矢伝承を有する中国三韓系の人々と三輪君氏との繋がりを考証。箸墓伝承の箸は、実は厠で使用する籌木だったなど面白い。三輪山とは直接の関係は無いが、当時の精神文化を示す御歳神や殉死・殉葬等についても多彩な文献と多士各論を紹介している。2010/10/04

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

0
文化人類学?の視点から三輪山信仰を読み解く。少し難しい論だが、丁寧に解説しているのでなんとかついていけた。第4章「殉死・殉葬・人身御供」は、埴輪は殉葬の代用だと思っていたのを、必ずしもそうではないと教えられて収穫だった。2020/11/25

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