日本にあった朝鮮王国―謎の「秦王国」と古代信仰

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560022337
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

 『隋書』倭国伝に載る「秦王国」の記事を手掛りに、古代の豊前を舞台とした新羅・加耶系渡来人(秦氏)とその文化の実態に迫る。特に八幡信仰・修験道の成立と源流、弥勒信仰・虚空蔵信仰に関する論及は、本書の圧巻である。大仏造立と宇佐八幡の関係も、秦氏を軸として明快に説かれている。

内容説明

『隋書』倭国伝の「秦王国」の記事を手がかりに、古代豊前地方を舞台とした秦氏系渡来人の実態を解明し、八幡信仰・修験道・弥勒信仰等の源流と展開を明らかにする。

目次

第1章 「秦王国」はどこにあったか
第2章 八幡神は「秦王国」の神
第3章 「秦王国」の神から日本の神へ
第4章 もう一つあった「秦王国」
第5章 仏教が最初に入った「秦王国」
第6章 「秦王国」の弥勒信仰と白山信仰
第7章 大仏造立と八幡神と秦氏
第8章 「秦王国」の鍛治神伝承をめぐって
第9章 「秦王国」の信仰と空海・最澄
秦氏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランラン

2
朝鮮半島から渡来してきた秦氏が文化や技術、宗教と日本に大きな影響を与えてきたとは驚きでした。秦氏が信仰する神は「八幡神」であり、秦氏の仏教は山岳信仰(太子信仰)と弥勒信仰を習合した形で普及していった。伊勢神宮に次ぐ偉大な神である宇佐八幡神の歴史は秦氏を通してみると謎が解けていく。正に歴史の陰に秦氏あり。2015/01/25

秋色の服(旧カットマン)

1
随の歴史書に秦王国という記述があるから、こういうタイトルになるのだが、中身を開ければ大和朝廷の組織内というオチに。今となってはの感じがやはりあるのかもしれない。日本がアジアでした戦争責任への贖罪。この意識と皇国史観の否定、学会の戦争協力への反省、科学的考古学など教育民主化。その結果「中国を頂点にした、日本の歴史の中の朝鮮の役割」という価値観の提唱を、意識的にも無意識的にもやっていたということだと思う。1ヶ月ほど集中して古代史を考えたが、この議論を精緻化しても、袋小路で何もでないという感想に至っております。2018/12/11

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