出版社内容情報
古代インド、古代中国の哲学から説きおこし、ギリシア哲学、アラビア思想を経て、ルソー、カント、マルクスからニーチェ、ベルクソン、現代のヴィトゲンシュタイン、サルトル、ハイデッガーにいたる思想の発展の方向と対立を明晰に概説した格好の哲学思想史。人名・事項索引付。
内容説明
ルソー、カント、マルクスからニーチェ、ベルグソン、ヴィトゲンシュタインまで、「知」の壮大な営みを明解に叙述した格好の入門書。
目次
第4部 中世末期からカントまでの哲学(啓蒙時代の哲学;カント)
第5部 十九世紀および二十世紀の哲学(ロマン主義およびドイツ観念論;実証主義、唯物論、マルクス主義;ショーペンハウアーとニーチェ;傍系の流れ―カントに対する批判的反省;二十世紀哲学の主要な方向―数学・物理学・生物学・心理学・生活力としての技術における科学革命)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなひ堂
3
下巻ではついにカントが登場。彼をもって人間悟性の記述が完了した。形而上学が完成したかに見えた。だが現代思想家達を待つまでもなく、ニーチェがキルケゴールが襲い掛かる。 人間悟性が揺らぎ、形而上学が揺さぶられた後、また序文に戻る。「かつて思想とは、情念と混然一体としていた(うろ覚え)」。そして今まさに混然一体となった。 哲学者だけでなく宗教家、芸術家をも巻き込み、思想全般を見渡そうとした力作です。2017/05/20
不以
0
……?古代哲学はなるほどなーと読み流せた(理解出来たとは言わない)けれどカントあたりから現代まではマジ頭が痛いとしか言えない。カントに続く哲学のそれぞれの記述はなんだか筆者の好悪の情が見えるような、筆致が強いようなかんじがしてちょっと面白い。2012/08/01
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