出版社内容情報
近代スイスの父と仰がれるヒルティの名著『幸福論』全三部のなかから「仕事をするこつ」「時間をつくる方法」「幸福」「人間とは何だろう」「人間知について」「教養とは何か」「高貴なる魂」「二つの幸福」「信仰の勇者」の9篇を収録。平明な注を加えて親しみやすいよう配慮した。
内容説明
名著『幸福論』全3部より「時間をつくる方法」「仕事をするこつ」「教養とは何か」等9篇を厳選。深い思索から生まれた人生論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまむらそらん
1
すっごく古くて読むのに時間がかかってしまったけど、1度読み始めたら途中で辞めたくなくて最後まで読んだ。最初の「仕事をするこつ」「時間をつくる方法」の章は読みやすかったが、後半の信仰や宗教が絡むところは難解だった。 中でも第2章で、「時間がない」と言う現代人は、物事に取り掛かるためにまとまった時間を目の前に持ちたいと思うから「時間がない」のであるという部分に納得した。実際、そういう時間は生み出すのが困難+人間は広大な時間を間断なく満たすほどの無限の力は無いため、時間のこまぎれを活用するのが良いらしい。2025/03/15
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