内容説明
中世世界の終焉と共に神を失ったヨーロッパ人は、不安と無力感のとりことなり、その解決策として、自己を神の地位に引き上げようとした。著者はこのような意識のあり方を《神コンプレックス》と名づけ、哲学者・精神科医としての立場から、病める現代社会の本質に迫る。
目次
第1部 人間全能幻想の歴史。神コンプレックス
第2部 苦悩しえないという病い
第3部 人間の心理的・社会的な自己分裂の克服という課題
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- 電子書籍
- 着物をめぐる物語 新潮文庫
中世世界の終焉と共に神を失ったヨーロッパ人は、不安と無力感のとりことなり、その解決策として、自己を神の地位に引き上げようとした。著者はこのような意識のあり方を《神コンプレックス》と名づけ、哲学者・精神科医としての立場から、病める現代社会の本質に迫る。
第1部 人間全能幻想の歴史。神コンプレックス
第2部 苦悩しえないという病い
第3部 人間の心理的・社会的な自己分裂の克服という課題