出版社内容情報
哲学を学ぼうとする人々が最初に突き当たるのは、人間、世界、神(絶対者)、自然、歴史といった基本的概念であろう。本書はそれらを独自の視点から明快に説く「哲学入門」をはじめ、哲学と科学、哲学と宗教、哲学史等の問題を論じた珠玉の8篇を収録し、読者を体系的思索の核心へいざなう。
内容説明
哲学の最も基本的な事柄を独自の視点から明快に説く『哲学入門』をはじめ,哲学と科学,哲学と宗教,哲学史等の問題を論じた珠玉の8篇を収録。人々を体系的思索の核心へ導く必読の書!
目次
哲学入門
現実世界における哲学
現代における哲学の課題
未来における哲学
哲学と科学
哲学と宗教
哲学的根本知もしくは包越者の諸様態の哲学
一なる世界哲学史の問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タロウ
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「実存は自己であるが、この自己とは、おのれ自身に関係し、かつ、その関係において、おのれがそれによって措定されている力におのれが関係づけられていることを知っているような自己である。」包越者のもとでは、主観と客観が同じになること等哲学の言葉で解説されていて理解できた。ただ、どうしたらそのような世界に行けるのか具体的な方法は示されていなかった。実存開明を次に読みたいと思う。この包越者はキリスト教の神の概念ではないことも哲学と宗教を読むことで理解できた。真理は理性で語った瞬間、それは真理でなくなることもわかった。2021/10/28