出版社内容情報
『注文の多い料理店』と『セロ弾きのゴーシュ』の翻訳に著者と受講者が取組む。例えば『セロ弾き』の狸の子――フランスに狸はいない――にはどんなフランス語が最適か。プレヴェールの詩で親炙したraton laveur(あらいぐま)を選ぶ、等、二言語間の通底部分を探しながら、賢治の世界を味読する。
内容説明
『注文の多い料理店』と『セロ弾きのゴーシュ』の翻訳に著者と受講者が取組む。例えば『セロ弾き』の狸の子―フランスに狸はいない―にはどんなフランス語が最適か。プレヴェールの詩で親灸したraton laveur(あらいぐま)を選ぶ、等、二言語間の通底部分を探しながら、賢治世界を味続する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アンドレナ
1
思ってたよりかなり役立つ。2023/07/25
セロ弾き
1
2回目。やはり面白い。この本、どうして絶版なんっだろう。図書館になければ出会えなかった。こんな講義に参加してみたかった。議論はあってもだいたいはメランベルジェさんが仕切るんだけど、受講生の発言から新たな発見があったりして生き生きとした講義の情景が目に浮かびます。最後に、出版された翻訳に対する厳しい文書がおまけについています。インデックスもついていてフランス語学習に非常にためになる1冊です。教科書にしてもいいくらい。2020/09/29
セロ弾き
0
この本、とても奥深くてフランス語学習を超えてためになります。このような学習の場に居合わせられた人は幸せだなぁと思います。2018/04/23