出版社内容情報
やさしい文章の作文を試みながら、作文の見地から文法知識を再整理し、作文の考え方の要点を学びます。後半では、日仏語の文体の比較から、フランス語文体の特徴を分析し、その発想法を検証します。読むこと主体の学習では気がつかなかった、新鮮なフランス語理解の視点が与えられます。
目次
第1部 作文の考え方(属詞の構成;動詞の用法;現在分詞;同格;関係代名詞 ほか)
第2部 フランス語の考え方(フランス語らしく書くには;感覚の日本語と分析のフランス語;望遠鏡とは何ですか?―フランス語の定義法と日本語の定義の仕方;村の学校の先生の家の屋根―名詞をどうつなぐか;Bijou pr´ecieuxとbijou de valeur―形容詞と形容詞句 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
atamura
1
前半は、56問の和文仏訳を基に仏文法を解説する。例えば、quandは関係副詞の用法がないこと、半過去と複合過去の微妙な違い(p.65)、動詞化文より名詞化文が重用されること(p.95)などを実例とともに説明する。後半は、全14のテーマに沿ってフランス語の考え方について、書き言葉と話し言葉の差や接続法の使い方などを解説する。全体を通じて名文の例も豊富で、従来の文法書にはない細かな注意事項も有用。仏検準1級対策に読みたい。ただ、一部仏文に和訳がなく、単純過去も登場するなど、通勤中に軽く読むのは少し厳しいかも。2014/04/29
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