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出版社内容情報
ユーモラスな筆致で描く怪談絵の代表作。
【著者紹介】
京都造形大学准教授
内容説明
古今の英傑と妖怪たちが大奮闘!現代マンガもびっくりのユーモアあふれる怪談絵の名作。
目次
左馬之助光年―生き物めいたススキの正体は?
貞信公―わしの太刀の鐺をつかむのは誰じゃ?
小田春永―「堺へ帰りたいよ~」泣くのは誰だ?
楠多門丸正行―化けそこなった妖怪の正体は…?
清姫―あなたを殺していいですか?
渡辺源治綱―驟雨の先に待っているのは?
田原藤太秀郷―ムカデ?ナマズ?それとも…?
不破伴作―古寺の怪異の正体は?
鷺池平九郎―水の中にうごめくものは?
大宅太郎光圀―骸骨の正体は?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつぞー
10
怪異譚をテーマにした浮世絵、シリーズ全て収録されています。しかもオールカラーで、見開きで左ページは絵、右ページは解説があります。詞書も書きだされているだけでなく、訳文までついている親切仕様。 もちろん芳年の絵はカッコイイ!!2012/10/27
ケケ内
2
仁木弾正直則、入雲龍公孫勝、渡辺源治綱の三種がお気に入り。説明とコラムが分かりやすくてよかった。しっかし和漢百物語は(特に楠多門丸正行)は柄柄柄で目がチカチカするなあ。2016/09/29
紅独歩
2
「謎解き浮世絵叢書」として先行して出された『風俗三十二相』が芳年晩年の傑作なら、今回の『和漢百物語』は初期の瑞々しい作品。まだ構図・筆跡ともに垢抜けないが、パワフルである。「百物語」と聞くと怪異・妖怪が主役のようなイメージがあるが、このシリーズは人気の高い説話から題材をとったものがほとんどで「英雄の妖怪退治」の色合いが濃い。「謎解き~」は今秋から第二期刊行の予定とか。楽しみ!2011/07/28
ぶん
0
江戸から明治にかけて活躍した浮世絵画家。華陽夫人いいっすねー2013/07/27
a
0
清姫の絵がすごく素敵。伊賀局の女丈夫っぷりも素敵。一番最初の目録も絵をうまく使ってあって素敵。怖かったりちょっとグロテスクだったりするけれど、何故か月岡芳年の絵には魅かれてしまう。女性は女性らしく、男性は男性らしく、妖怪は妖怪らしく、魅力が最大限にひきだされているからだろうな。2013/05/17
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