出版社内容情報
ダイナミックかつエネルギッシュな作品群で、既存の書道ファンの枠を超えて注目される書家、柿沼康二。その彼がリスペクトしてやまない岡本太郎の言葉を「書く!」。活字による太郎の言葉と柿沼康二が揮毫した書を交互に展開。
【著者紹介】
1911(明治44)年~1996(平成8)年。日本でもっとも有名な前衛芸術家。1929年から1940年までフランスで過ごし、抽象美術運動やシュルレアリスム運動と直接関わる。戦後、日本で積極的に絵画・立体作品を制作するかたわら、縄文や沖縄のプリミティブな美術を再評価するなど、文筆活動も精力的に行う。雑誌やテレビなどのメディアにも積極的に出演。
内容説明
岡本太郎の言霊が書家・柿沼康二に憑依した!
著者等紹介
岡本太郎[オカモトタロウ]
芸術家/思想家。1911~1996年。父は漫画家一平、母は歌人・小説家かの子。29年東京美術学校(現・東京芸大)入学後パリに留学。抽象芸術運動に参加したのち、シュルレアリストのブルトン、思想家バタイユ、民族学者モースらと親交を結ぶが、40年ドイツ軍のフランス侵攻にともない帰国。42年召集され中国戦線へ。46年収容所から復員。47年二科会会員に推挙され、48年花田清輝らと夜の会を結成、以降戦後の前衛美術運動を牽引。絵画だけでなくモニュメントはじめ立体作品も多数制作し、書も多く揮毫
柿沼康二[カキヌマコウジ]
書家/アーティスト。1970年栃木県矢板市生まれ。5歳より筆を持ち、柿沼翠流(父)、手島右卿、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業、2006‐07年米・プリンストン大学特別研究員(客員書家)。第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞、第6回国井誠海賞、独立書人団50周年記念賞大作賞、毎日書道展毎日賞(2回)など受賞歴多数。NYメトロポリタン美術館、ワシントンDCケネディーセンター、フィラデルフィア美術館、FIFAクラブワールドカップ、NIKE HARAJUKUオープニングインスタレーション等国内外で活発な作品発表やパフォーマンスを披露
平野暁臣[ヒラノアキオミ]
空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長。1959年生まれ。岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、イベントやミュージアムなど“空間メデイア”の領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。「明日の神話」再生プロジェクトに続き、岡本太郎生誕100年記念事業のゼネラルプロデューサーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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