出版社内容情報
師家の志を受け、その不動のメッセージを未来に贈る一書。身近に接した継承者二人の対談、楊慧師範の随筆、師家自身の名言抄で構成。
内容説明
楊名時太極拳の極意、それは「心」にこそある。師家の魂に精通する二者の対話を中心にして不動のメッセージを、今ふたたび、未来に向けて贈る。
目次
対談第1部 よみがえる日々(太通老師と楊名時師家の出会い;太通老師の独習方法;礼は往来を尚ぶ;楊名時師家の教え方 ほか)
対談第2部 明日への眼差し(大衆禅道場・龍門寺が目指すもの;インドから中国へ―日常茶飯事の仏道;中国から日本へ―仏道そして太極拳の芸術化;楊名時太極拳はからだを通した「和の芸術」 ほか)
著者等紹介
楊慧[ヨウケイ]
楊名時師家の長女にして楊名時太極拳の後継者。楊名時太極拳事務所代表、楊名時太極拳師範、NPO法人日本健康太極拳協会監事、留日華僑北省同郷会理事。父・楊名時に師事し、1980年より楊名時太極拳教室の指導を開始、テレビ、雑誌、書籍などメディアを通じた太極拳の普及にも取り組む。楊名時八段錦・太極拳友好会の草創期より会の運営事務にも深く関わり、カルチャーセンターでの指導のほか、準師範、師範を対象とした講座も開講中
河野太通[コウノタイツウ]
昭和5年、大分県生まれ。18歳で同県中津市の松巌寺にて得度。花園大学卒業後、祥福寺専門道場に掛搭し山田無文師家につき修行。昭和52年、同道場師家に。昭和60年、アジア難民支援組織RACKを設立し会長に、さらに平成元年、南太平洋友好協会(現・アジア南太平洋友好協会)会長となる。平成6~13年、花園大学学長。平成16年、姫路市・龍門寺住職となり龍門寺大衆禅道場を開く。平成22年4月より臨済宗妙心寺派第三十三代管長ならびに全日本仏教会会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。