内容説明
粘葉本和漢朗詠集の和歌二百十六首、六千六百余字の中から、その典型的なかなをこの巻にしたがって配列した。「いろは」単体四十八文字を半紙六字大に拡大。その各々に骨法を示し、かなの基本用筆と単体の構成法について解説。「連綿」の部では連綿手法によって分類し、二字連綿から五字連綿まで、その代表的な百二例を掲載。「墨継ぎ・配合手法」の上で代表的な二十首を選び、歌一首を半紙四行に拡大するもの、歌一首を三行とし半紙に二首の構成とするもの、原形を原寸のまま掲載するものの順に解説した。単体かな手本に九等分割の朱線を施している。
著者等紹介
大石隆子[オオイシタカコ]
1901年東京に生る。1929年文部省教員検定試験習字科合格。以後、1963年まで都立白鴎高校教諭。かなを尾上柴舟に、漢字を丹羽海鶴に学ぶ。1954年、1957年日展特選、1968年日展文部大臣賞、1971年日本芸術院賞受賞。2001年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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