内容説明
2001年に日本人として初めてイギリスF3チャンピオンに輝いた佐藤琢磨。2002年は活躍の場をF1に移し、ジョーダン・ホンダのドライバーとして世界の強豪と果敢に戦った。その様子を琢磨自身が執筆し、月間自動車雑誌「CAR GRAPHIC」に連載したコラムをまとめたのが本書である。流麗な筆致と国際感覚溢れる語り口はF1ドライバー自らが綴ったとは信じられないほど完成度が高い。イギリスF3時代を描いた前作「GO FOR IT!」に続く待望の第2弾。
目次
第24回 バルセロナ・テストに参加
第25回 ポテンシャルを余さず引き出せ
第26回 世界最速の21人と戦う!
第27回 オーバーテイクは最高の気分
第28回 僕はもう大丈夫
第29回 シーズン半ばでの仕切り直し
第30回 手応えは掴んだ
第31回 チャンスはきっとやってくる
第32回 学ぶべきことは必ずある
第33回 5戦連続完走を果たす
第34回 さらに前へ、もっと上へ!
2002F1世界選手権リザルト
著者等紹介
佐藤琢磨[サトウタクマ]
1977年1月28日東京生まれ。高校時代から自転車競技を始め、94年インターハイ:優勝、95年インターカレッジ:2位、95年国体:6位、96年全日本学生選手権:優勝の成績を収める。96年にレーシングカートでレースデビュー。97年にはSRS‐Fで最優秀選手に選ばれ、98年はスカラシップを受けて童夢・無限ホンダより全日本F3選手権に参戦。同年7月に渡英し、フォーミュラ・ヴォクスホールJr.に出場。99年はFオペル・ユーロシリーズに挑み、雨のレースはすべて優勝する。2000年はカーリン・モータースポーツよりイギリスF3選手権にフル参戦し、12戦中4勝を挙げてシリーズ3位。2001年イギリスF3選手権で26戦中12勝という成績でF3タイトルを獲得。2年間で通算20勝を記録。続く2002年はジョーダン・ホンダのドライバーとしてF1世界選手権に参戦。シーズン序盤は数々の不運に泣いたが、後半戦に入ってからは6戦連続で完走したばかりか、最終戦鈴鹿ではトップ3チームの間に割って入る5位入賞を果たす
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