出版社内容情報
香に合わせてデザインされた容器“香水瓶”は時代の美術様式を反映して多彩な姿を見せる。本書は香水瓶五千年の歴史を、310点のカラー図版で紹介し、時代ごとに簡潔な解説を加える。
内容説明
本書は、5000年にわたって千変万化する香水瓶を一堂の下に集めて、時代の流れをたどりながら、そのヴィヴィッドに変貌する姿を紹介しようとする一つの試みである。
目次
古代メソポタミア・古代エジプトの香油瓶
ギリシア・ローマ時代の香油瓶
イスラム時代の香油瓶と香水瓶
中世から17世紀までの香料容器
18世紀の香水瓶
19世紀の香水瓶
アール・ヌーヴォーの香水瓶
アール・デコの香水瓶
モードの時代の香水瓶
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kikuyo
15
香水瓶は中におさまっている香りも魅力だが、そのビンの姿も愛くるしく魅惑的。時代とともに変化する香水瓶を集めた一冊。コンパクトながらゴージャス。ガラスの香水瓶は本当にきれい。2021/04/15
碧子
1
「きれいな世界だなぁ」と思い、手に取りました。古代エジプトから現代に至るまでの香水や香水瓶の美しさと歴史について触れられる本でした。芳香軟膏、薔薇ワインなど心くすぐられる言葉が次々と出てきます。焼き物よりもやはりガラス瓶は馴染みがある感じだなぁ、くらいにしか知識のない私です。ですが、モード時代の香水に付けられたそれぞれの意味ありげなネーミングには驚きました。そのネーミングだけでもいろいろと想像できる!歴史も奥深さもある大人で高貴な世界でした。2018/04/29
嵩
1
瓶、香の歴史もおおまかにわかり、参考になった。アール・デコ、近現代のあたりの香水瓶がかっこよくていいなぁ。2013/01/30
せがわ
0
古代オリエントやギリシアのものにも、結構見たことないやつあった。2014/05/23
liangzhang
0
香水はあまりつけないので詳しくないが、美しい香水瓶には興味がある。香りと器(壺・瓶)の歴史を学べたし、たくさんの写真からは、それぞれの時代、地域の特色を知ることでき楽しめた。私は陶器よりもガラスの方が好みなので、写真を見ながら19世紀のガラス瓶の実物を鑑賞したいと思った。(図書館本)2014/05/09
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