内容説明
初学が篆書を学ぶには小篆から入るのが常識といってよいが、純正な小篆様で書かれた千字文は、呉譲之(未刊)と内藤江月の二種のみといってよい。ただ前者は緊密な構成に欠け、後者も結体や分間の問題に対する配慮が足りない。本書は、小篆の手本として、温雅で純正な呉譲之を標準に、新たに書かれたものである。
初学が篆書を学ぶには小篆から入るのが常識といってよいが、純正な小篆様で書かれた千字文は、呉譲之(未刊)と内藤江月の二種のみといってよい。ただ前者は緊密な構成に欠け、後者も結体や分間の問題に対する配慮が足りない。本書は、小篆の手本として、温雅で純正な呉譲之を標準に、新たに書かれたものである。